研究者紹介
川村 清志
KAWAMURA Kiyoshi
専門分野:文化人類学,民俗学
主要研究課題:口頭伝承の近代的展開,祭礼芸能の実践と習得過程の探求,メディアによる民俗文化の再表象過程,現代日本のサブカルチャーと伝統文化など
所属学会:日本文化人類学会,日本民俗学会,日本口承文芸学会,京都民俗学会
学歴:大阪大学文学部(1992年3月卒業)
京都大学人間・環境学研究科大学院(修士)(1996年3月修了)
京都大学人間・環境学研究科大学院(博士)(1999年3月単位取得退学)
職歴
2002年 | 神戸学院大学 人文学部地域研究センター P.D. |
2005年 | 札幌大学 文化学部日本語・日本文化学科 助(准)教授 |
2009年 | 札幌大学 文化学部日本語・日本文化学科 教授 |
2012年 | 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立歴史民俗博物館 研究部 准教授 |
2014年 | 総合研究大学院大学 日本歴史研究専攻 准教授 併任 |
主要な業績
単著 | 『クリスチャン女性の生活史─「琴」が歩んだ日本の近・現代』青弓社,292頁,2011年1月 |
論文 | 「近代における民謡の成立─富山県五箇山地方「こきりこ」を中心に」(『国立歴史民俗博物館研究報告』第165集,pp.175-204,2011年3月)(査読有) |
論文 | 「祭りの習得と実践:子どもによる準備過程を中心に(『比較文化論叢:札幌大学文化学部紀要』25, pp.7-54,2010年12月) |
論文 | 芸能への参入と習得─兵庫県明石市大蔵谷獅子舞の事例から」(後藤静夫編『日本伝統音楽研究センター研究報告5「近代日本における音楽・芸能の再検討」』pp.187-199,京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター,2010年3月) |
論文 | 「移動する身体と故郷の物語の行方─移動によって見いだされた故郷と移動のなかで変容する故郷」(『歴博研究報告[共同研究]人の移動とその動態に関する民俗学的研究』199集,pp.143-170,2015年12月 |
研究調査活動
※論文と研究業績についてはこちらをご覧ください
機構内共同研究
※◎歴博共同研究、★機構共同研究
- ◎基幹研究「死者への行為が形成する認識と社会変容」(2023-2025年度),共同研究員
- ◎基盤研究・歴博研究映像共同研究「歴博研究映像の総合的活用の方法論の構築─沖縄地域の映像を中心に」(2022-2024年度),共同研究員
- ◎基盤研究・課題設定型共同研究「映像による民俗誌の叙述に関する総合的研究─制作とアーカイブスの実践的方法論の検討」(2021-2023年度),共同研究員
- ★広領域連携型基幹研究プロジェクト「横断的・融合的地域文化研究の領域展開: 新たな社会の創発を目指して」:歴博ユニット「フィールドサイエンスの再統合と地域文化の創発」(2022-2027年度),研究代表
- ★広領域連携型基幹研究プロジェクト「横断的・融合的地域文化研究の領域展開:新たな社会の創発を目指して」:民博ユニット「地域文化の効率的な活用モデルの構築」(2022-2027年度),共同研究員
科研費
- 基盤研究(B)「日本語敬語形成モデルの構築─生成・運用・伝播に注目して─」(課題番号:19H01266)(2019年度~2022年度),研究分担者
- 基盤研究(C)「植物方言を地域研究資料として位置付けるための実践的な研究」(課題番号:22K12582)(2022年度~2024年度),研究分担者
展示
- 総合展示第4室(担当:「『民俗』へのまなざし」「おそれと祈り」)
- くらしの植物苑特別企画「季節の伝統植物」展示プロジェクト委員
- 2023年度特集展示(総合展示第4室)「四国遍路・文化遺産へのみちゆき」 展示代表
館内諸活動
- 総合誌REKIHAKU編集委員(2022-2023年度)、編集委員長(2023年度)