カラフトブタとは何か:オホーツク文化の家畜飼養の役割
学術変革領域研究(A)(公募研究)
カラフトブタとは何か:オホーツク文化の家畜飼養の役割
研究期間:2024年度~2025年度
研究代表者 | 上 奈穂美(本館・研究部) |
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研究目的
本研究では、オホーツク文化における家畜導入の経路や飼養実態(給餌方法・繁殖管理等)を追究し、消長の要因を解明する。研究方法は、カラフトブタ資料に対して動物考古学、解剖学、分子生物学、年代学、同位体科学等の手法を用いた理化学的分析を用いた上で考古学的解釈を加える。分野横断型のチームとして、以下4点の検討課題に取組むことで解明を目指す。
① 家畜導入の時期差・地域差、および消長 (動物考古学的分析)
② カラフトブタ頭骨の形態的特徴、繁殖管理・育種の程度 (形態学的分析)
③ 出土個体の系統解析 (古DNA分析)
④ 給餌の内容や時期差・地域差 (炭素14年代測定・食性同位体分析)