第37回「祭祀芸能の音風景を見る」
開催要項
日程
2022年8月20日(土)13:30~15:30
場所
国立歴史民俗博物館 講堂
定員
64名
参加費
無料(要事前申込) |
主催
国立歴史民俗博物館
協力
国立歴史民俗博物館友の会 |
※2021年9月11日(土)開催延期分
※内容は変更する場合があります。ご了承ください。
※今後、新型コロナウイルス感染症拡大の状況次第では、やむなく中止となる場合があります。
上映作品
(五十音順、制作:春日 聡)
『愛知県北設楽郡東栄町 布川花祭』(10分、2012年)
『沖縄県宮古島市 豊年祭ユークイ』(15分、2015年)
『島根県江津市 大元神楽』(6分、2006年)
『長崎県五島市 盆の太鼓踊り』(10分、2014年)
『長野県下伊那郡阿南町 新野雪祭り』(7分、2013年)
『三重県伊賀市 観菩提寺修正会』(10分、2015年)
内容
祭祀や芸能の場で奏でられる音楽や歌謡は、カミとの交信をおこなったり、異界との通路をひらくものと考えられます。そうした場では、人為的な音、環境の音いずれにせよ、音そのものにカミが宿ると考えられる場合もあります。
ここで主題にする音風景とは、単なる環境音や自然音ではなく、音と人間のかかわりから生じる文化のあり方です。また、現在の私たちは、映像を見るとともに音を聴くことを当たり前のこととしています。それは、抽象的な音の世界を、高精細な映像を通し具体的に体感し理解することにもつながっています。
祭祀芸能をとりまく音風景を「聴く」ことにとどまらず、映像とともに「見る」ことを軸に、発表者が各地で記録した映像を通して事例を紹介し、それぞれの特色について音風景の視座から解説します。
解説
春日 聡(本館客員准教授)